診療科目

一般歯科

一般歯科診療

一般歯科とは、小児歯科・矯正歯科・口腔外科といった特殊な歯の治療以外の、虫歯や歯周病の治療、義歯やブリッジの装着や抜歯など、通常患者さんが歯科医院に通院した際に受ける治療のことをいいます。
その治療の多くが、保険の範囲内で行われる治療が多いことから、保険診療=一般歯科という人もいます。
ただし、保険制度の制約がありますので、同じ治療法でも、治療に使用する材料等の違いによって、保険診療ではなくなるケースもあります。

保険診療と自費診療について

保険適用での治療例保険制度の目的は、かめるようにすることですので、きれいな歯や快適にかめるようにすることは目的としていません。したがって、制度的な制約もあります。
制約がないという点では、自費診療の方が、通常の保険診療と比較してより審美性や機能性を優先した診療となりますが、出来の良し悪しや料金・治療期間など保険診療と比較してどのように変わるのか等、治療を受ける際に確認してから治療に望まれた方が、最良の治療をスタートさせることだと思います。
エイジ歯科では、使う素材や金額などについても、明確に説明を行なってから治療に入りますので、安心して診療を受けることができます。
診察の際に、ご不明なことがございましたら、ご遠慮なくお気軽にご相談ください。

虫歯

虫歯とはミュータンスと呼ばれる細菌が産生する酸によって歯が溶かされ、 穴が開いた状態「う蝕」またはそのような状態になっている個々の歯を指して「虫歯」と呼んでいます。
歯の表面のエナメル質の部分が白くなる程度の虫歯ならフッ素塗布や歯みがきなどで回復することもありますが、 象牙質まで進み見た目が黒くなった虫歯は自然治癒することはありません。
原則として、虫歯になった部分を削って補修しなければなりません。エイジ歯科では、虫歯等の削る範囲を最小限に抑え、歯根の治療もきちんと行い、できるだけ歯を抜かずに残すと言う方針にて治療を行いっております。

◆虫歯の進行と治療◆
C0.エナメル質の表面が少し溶けた状態
C0.エナメル質の表面が少し溶けた状態
《症状》
痛みなどの自覚症状はありませんが、歯の表面が白く濁った虫歯の手前の状態です。
《治療法》
フッ素の塗布や歯磨き指導を行い、経過観察とします。 (保存修復処置)
歯を削るとき虫歯など悪いところは完全に削らないといけませんが、削る量が多いとその歯の寿命は一般的に短くなります。エイジ歯科では、「自分の歯に勝るものはなし」の考え方を最優先して、時間と技術を惜まず大切な歯をなるべく削らない治療を心がけます。
C1.エナメル質に小さな穴が開いた状態
C1.エナメル質に小さな穴が開いた状態
《症状》
歯の表面のエナメル質の虫歯です。痛みはありませんが、虫歯菌に冒された部分が黒ずんできます。
《治療法》
虫歯部分のエナメル質を削り、金属やコンポジットレジン(プラスチック樹脂)、セラミックインレーなどによる詰め物を詰めて治療します。
C2.象牙質まで虫歯が進行した状態
C2.象牙質まで虫歯が進行した状態
《症状》
虫歯がエナメル質の下の象牙質まで進行したもので、甘いものや冷たいものでしみることがあります。
《治療法》
麻酔をして虫歯部分を削り、金属やコンポジットレジン(プラスチック樹脂)、セラミックインレーなどによる詰め物を詰めて治療します。
C3.歯髄(神経)まで虫歯に侵された状態
C3.歯髄(神経)まで虫歯に侵された状態
《症状》
虫歯がエナメル質、象牙質の下の神経まで到達したものです。
症状は神経への感染の程度により、あまり痛みのないものから、激しい痛みを伴うものまで様々です。
《治療法》
麻酔をしてから(神経が全て死んでいる場合は必要ない場合もあります)神経を除去する治療根管治療を行い、被せもの(クラウン)で保護します。

※根管治療
歯の中にある神経は非常にデリケートな組織です。
虫歯が進行すると容易に痛みだし、神経は死んでしまいます。死んだ神経は速やかに取り除かなければなりません。
この処置は正確にしないと数年先に再治療が必要となる可能性が大きくなります。
歯科治療の中でこの部分の再治療がかなりあります。こういった無駄を省くため、エイジ歯科ではこの処置に時間を十分にかけるようにしています。
C4.歯髄が無くなり、歯根だけになった状態
C4.歯髄が無くなり、歯根だけになった状態
《症状》
歯の根だけが残っている状態で、末期の虫歯です。歯の神経が死んでいるため痛みはありませんが、炎症を起こすと再び激痛が生じます。
《治療法》
充分な健全歯質が残っていれば、C3の場合と同じように根管治療を行い差し歯(義歯※1)にすることができます。 しかし、健全歯質が残り少なかったり、根の先の膿が非常に大きい場合には残念ながら抜歯が必要になることもあります。(保険適用内)
抜歯後の選択肢としては、(周囲に歯がある場合※2)、 義歯(入れ歯※3)、インプラント(人工歯根) などがあります。
患者様の症状によっては選択できない治療法がある場合もありますが、それぞれの治療法の特徴をよく理解し、ご自身のご希望ともっとも合う治療を受けてください。

※1 義歯
エイジ歯科では長い経験とたくさんの症例から義歯に関する多くのノウハウを持っています。
また、エイジ歯科の義歯を専門に創る歯科技工士があなたの義歯を心こめて製作します。
さらによく噛める高度な義歯(保険外診療)も各種扱っております。

※2 周囲に歯がある場合
歯が無くなった部位の両隣の歯を削り、無くなった歯と両隣の歯とをつなげた冠を作って被せます。
両隣の歯を削る必要があるので、噛む負担もそれらの歯に余分にかかり、両隣の歯の寿命を縮める可能性があります。

※3 入れ歯
入れ歯は、自分の歯ではなく、仮の歯を装着しているのですから多少の違和感は仕方のないことですが、しばらく装着していれば慣れてくるものです。
しかし、このような問題が生じる原因として、「入れ歯が自分にあっていない」ことが考えられます。
大切なのは、「痛くない」「しっかり噛める」「違和感のない」、自分にあった入れ歯(義歯)を作ることです。
口の中の状態は常に変化していくものです。現在使用中の入れ歯に不満をお持ちの方は、入れ歯の調整や新たな入れ歯の作製が必要です。また、他の治療法を検討されることもお勧めします。
入れ歯でお困りの方、また入れ歯を作ることを考えておられる方は、是非一度ご相談下さい。